歯の形態異常について|菊川・森下の歯医者|菊川レオン歯科クリニック|土日診療

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医療コラム

歯の形態異常について|菊川・森下の歯医者|菊川レオン歯科クリニック|土日診療

歯の形態異常について

こんにちは。東京都墨田区の菊川レオン歯科クリニックです🦁

歯にも形の異常がいくつかあるのはご存じですか?レントゲンでの所見や、抜歯をして初めて気づくケースもあります。

今回は、代表的な歯の形態の異常についてお話しします。

 

 

癒合歯・癒着歯

よく癒合、癒着歯で多く見受けられるのは、乳歯の前歯です。まれに上の歯の大臼歯で見受けられることもあります。歯としては問題がありませんが2本の歯が癒合、癒着し、つながった大きな一つの歯に見えます。その場合のちに生えてくる後続永久歯がどちらかの歯がない場合、同じように癒着や癒合している場合、通常の場合と様々です。癒合は歯の神経までが一つになっていて、癒着の場合は、それぞれに神経を持っています。癒合か癒着かは目で見て判断することができず、どちらか診断する場合は、レントゲンで診断します。二本の歯がくっついているので、溝が磨きにくくむし歯になりやすいため、口腔ケアはしっかりと行う必要があります。

治療方法:経過観察・定期的なクリーニング・フッ素塗布

 

中心結節

小臼歯に好発する噛む面にある突起です。突起に神経があることもあり、歯ぎしりや固いものを噛んだ時などなんらかの拍子で、突起が折れてしまうと神経が露出してしまいます。歯が染みる知覚過敏症状が出たり、最悪神経まで感染してしまうと、神経を除去する抜髄の処置を行わないといけなくなってしまいます。抜髄処置を行うと治療後に再発をしてしまったり、歯の寿命が短くなったりしてしまいます。

治療方法:突起が折れないように樹脂(CR)で補強する・少しずつ数ミリを何回かにわけて削る

 

臼歯結節

臼歯の過剰な結節です。結節とは突起ですが歯と結節の間に汚れがたまりやすくなり、むし歯の好発部位です。適切なブラッシングが必要です。

治療方法:定期的なクリーニング・フッ素塗布

 

エナメル滴

臼歯の根の分かれ目のまたの部分にできる丸い塊です。歯肉の中にあるので気づきにくく歯周病の治療や、レントゲンや抜歯した際に見つかることがあります。根の分岐部にあるので汚れがたまりやすく歯周病になりやすくなります。さらに突起の部分が複雑なため、歯周病の治療も難しくなります。

治療方法:経過観察・定期的なクリーニング

 

矮小歯・円錐歯

上の前歯に好発します。歯の形が少し小さかったり、円錐状になっていたりします。歯としては問題がありませんが歯と歯のあいだが空いてしまうので汚れがたまりやすくなります。

治療方法:定期的なクリーニング・形や大きさが気になる場合はダイレクトボンディング法・ラミネートべニア・被せものでカバーすることもできます

 

 

歯の形に違和感がありましたら、ぜひご相談ください。日々のセルフケアと定期健診でむし歯の予防が重要です。また定期健診の際にケアの方法もお話しさせてください。お掃除しにくいところはこちらでしっかりとケアします。ぜひ些細なことでもご相談ください。

 

菊川レオン歯科クリニック院長新井 一平 新井 一平

記事監修

菊川レオン歯科クリニック
院長 新井 一平

資格・所属学会

  • 日本口腔インプラント学会専修医
  • 日本歯科審美学会

修了コース

  • Straumann Immediate & Esthetic Implantコース修了
  • Straumann Overdentureコース修了