バイオフィルムについて|菊川・森下の歯医者|菊川レオン歯科クリニック|土日診療

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医療コラム

バイオフィルムについて|菊川・森下の歯医者|菊川レオン歯科クリニック|土日診療

バイオフィルムについて

こんにちは。菊川・森下の歯医者 菊川レオン歯科クリニックです🦁

今回は、バイオフィルムについてお話しします。

 

バイオフィルムにとは

バイオフィルムとは、複数の細菌が増殖し、膜状になった微生物の集合体です。身近なところではお風呂や洗面所などの水回りのヌメヌメ汚れなどです。お口の中も清潔にしていないとバイオフィルムができてしまいます。

歯の表面につくと様々な細菌が膜を張りヌルヌルし、早めに除去しないと細菌が集まりやすい環境ができてしまい、とくに歯と歯茎の境目や歯周ポケットに入り込むと、歯周病の原因になります。

歯の表面に歯垢(プラーク)がたまり、次第にバイオフィルムを形成します。歯垢が付着した数時間後からバイオフィルムが形成され、約3日経つと完全なバイオフィルムが完成し、強固につくと歯ブラシでは落とせなくなってしまいます。

 

バイオフィルムの特徴

・細菌の上にヌルヌルの膜をはってしまうため、うがい薬が作用しにくい

・膜で覆われるために歯周病菌を閉じ込めてしまい、歯周病菌が出す毒素が停滞し、歯周病を誘発させ、悪化する。

・歯にこびりついているため、しっかりとしたブラッシングやフロスを行う。強固なバイオフィルムは歯科医院での専用の機械にて除去する必要がある

 

バイオフィルムの対策

・浸透しやすいうがい薬を使用する(IPMP含有)

・正しいブラッシングを行う

・歯科医院にて定期的に除去する

 

バイオフィルムは細菌のかたまりであり、さらに細菌が集まりやすい環境ができてしまいます。

予防するには強固なバイオフィルムになってしまう前に正しいブラッシングやフロスを行うことです。見てもわかりにくいため、定期健診にて歯石や歯の表面の汚れを機械的に除去し、バイオフィルムをつけない環境を作ることが大切です。

磨き残しや苦手なところを把握し、セルフケアをしっかり行うことにより健康的な歯肉を保つことができます。定期検診の際にお掃除状態や、一人ひとりに合ったケアの方法をご提案させてください。

 

当院では、エアフローというパウダーを吹き付けて歯面を傷つけずに着色やバイオフィルムを取り除くメニューもあります。歯間まできれいになるのでおすすめです。

また、オフィスホワイトニングやホームホワイトニングでも薬剤を塗布することによって、バイオフィルムを除去することが可能です。

ぜひ定期検診を習慣づけ、お口の中から健康状態を保ちましょう!

 

菊川レオン歯科クリニック院長新井 一平  

記事監修

菊川レオン歯科クリニック
院長 新井 一平

資格・所属学会

  • 日本口腔インプラント学会JSOI専修医
  • 日本歯科先端技術研究所認定医
  • 日本歯科審美学会

修了コース

  • Straumann Immediate & Esthetic Implantコース修了
  • Straumann Overdentureコース修了