ドライソケットについて|菊川・森下の歯医者|菊川レオン歯科クリニック|土日診療

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医療コラム

ドライソケットについて|菊川・森下の歯医者|菊川レオン歯科クリニック|土日診療

ドライソケットについて

こんにちは。菊川・森下の歯医者 菊川レオン歯科クリニックです🦁

今回は、ドライソケットについてお話しします。

 

ドライソケットとは

ドライソケットとは、抜歯後に何らかの原因で血餅ができなかったり、剥がれたりすることで歯を抜いたあとの骨がむき出しになり、そこに細菌感染が起きてしまった状態です。

通常抜歯後は日が経つにつれて痛みは徐々に和らいで順調に回復していくはずですが、この状態になると日数が経っても痛みが和らぐことはなく、だんだんと痛みが強くなっていきます。

本来であれば抜歯後、歯を抜いたあとの穴には血餅と呼ばれるかさぶた代わりの血の塊を形成するのですが、血餅が形成されなかったり、途中で剥がれてしまうと骨が露出してしまい、感染を起こし、ドライソケットになっていきます。

 

ドライソケットの症状

ドライソケットになると、通常痛みが引いてくるところを、逆に2,3日経ってから痛みが増し、なにもしなくても強い痛みがあるほか、その痛みが2週間以上など長期にわたって続くことになります。

そして、完全におさまるまで長い場合だと1か月ほどかかることもあります。また痛みは広範囲に広がり、喉や耳のあたりにまで及ぶこともあります。

ほかにも、ドライソケット部分に食べかすが入ったり、傷口の細菌感染が原因で抜歯部位から悪臭がし、口臭が強くなることがあります。

 

ドライソケットの原因と予防法

ドライソケットは抜歯手術の刺激や局所麻酔薬を多く使用した場合、下顎の親知らずなどの抜歯部位などによる要因によってリスクが高くなることがありますが、このほかにも以下の原因があります。

 

・抜歯後のつよいうがいや頻繁なうがい

抜歯後に血の味が気になってしまって何度もうがいをしたり、強いうがいをしてしまうと血餅が洗い流されドライソケットが起こりやすくなります。2、3日は強いぶくぶくうがいはしないようにしましょう。

 

・抜歯部位を触ってしまう

抜歯した部位が気になって舌や指で触ってしまう方も多いです。頻繁に触ってしまうと、血餅が剝がれたり、細菌感染の原因にもなるので触らないようにしましょう。また、歯ブラシが当たってしまうと血餅が剥がれてしまうこともあるため、傷口が塞がってくるまで慎重に歯磨きをしましょう。

 

・喫煙

喫煙は血液の流れを悪くします。歯茎に十分な血液が届かなくなると血餅が作られにくくなり、酸素や栄養がうまく運ばれず治癒を遅らせてしまいます。喫煙は控えるようにしましょう。

 

抜歯後はこれらの注意事項を守るようにしましょう。ドライソケットを疑うような痛みが続く場合には、速やかに歯科医院に相談してください。

 

親知らず等の抜歯についてお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。

 

菊川レオン歯科クリニック院長新井 一平  

記事監修

菊川レオン歯科クリニック
院長 新井 一平

資格・所属学会

  • 日本口腔インプラント学会JSOI専修医
  • 日本歯科先端技術研究所認定医
  • 日本歯科審美学会

修了コース

  • Straumann Immediate & Esthetic Implantコース修了
  • Straumann Overdentureコース修了