欧米と比較した日本の定期健診について

こんにちは。東京都墨田区の菊川レオン歯科クリニックです🦁

 

今回は、欧米と比較した日本の定期健診についてお話しします。

 

欧米と日本の定期健診の受診率のと違い

予防先進国であるスウェーデンでは、定期健診受診率は90％、アメリカでは80％、イギリスでは70％と言われています。一方日本の歯科検診受診率は16％です。他の先進国と比べるとかなり低い割合となっています。

 

欧米では医療費が高額で、むし歯や歯周病になる前に予防に力をいれている方が多く、定期健診に加え、セルフケアもしっかりとされているようです。

 

予防先進国であるスウェーデンと比較すると、80歳時の残存歯数が21.1本に対し、日本は13本と言われています。

 

日本では、国民皆保険制度のため、治療は保険内で可能なため、症状が出てから治療のために歯科に行かれる方が多いです。そのため欧米に比べると、歯科の来院回数が多いといわれています。

 

ここ5年は、定期健診に行かれる方が多くなってきています。また。国民のセルフケアに対する意識は年々上昇しています。

歯周病で骨が溶けてしまったら、もう元にもどすことはできません。歯周病のリスクがあるところを知り、ケアをしっかりすることで、炎症を取り除き、またその状態をキープし続けることが大切です。歯周病で歯を失ってしまったら、インプラントや入れ歯、ブリッジなどで補うことはできますが、どれも治療費用は安くはありません。また来院回数もかかります。

 

歯科検診でむし歯や歯周病の早期発見・治療することは、お口の中だけではなく全身の健康を保つためにもとても重要です。かかりつけを作り、お口の全体の状態を管理することで、病状の経過を把握することができます。歯は一生ものなので一緒に守るお手伝いをさせて頂けるとうれしいです。ぜひ定期健診にお越しください。