知覚過敏について|菊川・森下の歯医者|菊川レオン歯科クリニック|土曜診療

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医療コラム

知覚過敏について|菊川・森下の歯医者|菊川レオン歯科クリニック|土曜診療

知覚過敏について

こんにちは。東京都墨田区の菊川レオン歯科クリニックです🦁

今日は、知覚過敏についてお話しいたします。

むし歯ではないのに、冷たいものがしみる、歯ブラシを当てたときにピリッと痛む、このような症状があるときは知覚過敏かもしれません。

 

知覚過敏とは

歯の表面はエナメル質という硬い組織に覆われており、その下には痛みに敏感な象牙質、さらにその下には歯の神経が存在しています。

エナメル質がなんらかの原因によって溶けたり、削れたりすることで、象牙質が露出し、神経の末端に刺激が伝わり、しみるような症状が出ることを知覚過敏といいます。

 

原因

・歯肉退縮

歯周病や加齢変化、過度なブラッシング圧により歯茎が下がると、もともと歯茎に覆われていた歯根と呼ばれる歯の根っこが露出してきます。歯根にはエナメル質が存在しないため、少しでも歯茎が下がると過敏に刺激を感じます。

・歯ぎしり、くいしばり

寝てる間の歯ぎしり、ストレスや集中してるとき、スポーツをしてるときなど歯を食いしばってることはありませんか?

これらの癖で、歯がすり減る咬耗や、亀裂が入ることによってしみる症状がでることがあります。

・酸蝕症

酸蝕症とは、酸性の飲食物や体内からの酸によってエナメル質が溶けてしまうことです。健康的な食生活を送っていれば問題はないのですが、過剰にスポーツドリンクや炭酸飲料柑橘類を摂取したり、過度なダイエットなどをしてしまうと酸蝕症になりやすい口腔内になってしまいます。

・むし歯治療時の刺激

神経まで到達してないむし歯でも象牙質まで達してしまうと神経が過敏になって治療直後はしみることがあります。

・ホワイトニング

ホワイトニング薬液による刺激で、施術中や施術後に一過性の知覚過敏が出ることがあります。

 

治療方法

・知覚過敏用の歯磨き粉を使う

硝酸カリウムという成分が露出した象牙質をカバーし神経に刺激を伝わりにくくします。

・薬剤・コーティング剤による保護

薬剤が象牙質にあるエナメル質と歯の神経をつなぐ細い管、象牙細管という穴をふさぐことで症状を緩和します。即効性はあるのですが、歯磨きなどで効力が薄れてくるので定期的に処置を行う必要があります。

・詰め物による保護

歯の根元が大きく削れている場合はコンポジットレジンと呼ばれる歯科用プラスチックを詰めます。

・ナイトガード(マウスピース)の使用

寝ている間にナイトガードと呼ばれるマウスピースをすることで、マウスピースがクッション材になり歯へのダメージを軽減させます。

・神経をとる

歯の神経はできるだけ残しておくことが望ましいですが、症状があまりにも辛く日常生活に支障を及ぼす場合には最終手段として歯の神経をとることがあります。

 

知覚過敏は3人に1人が悩んでいる症状です。また、むし歯と知覚過敏をご自身で判断するのは非常に難しいため、しみる症状が気になったら早めに歯医者さんで相談するようにしましょう。